Cabe Since 2002

CABE SINCE 2002

1. CABE の成り立ち

2002年5月。東京都品川区にある「武蔵小山」という土地で「CABE チャベ」はインドネシア・ジャワ島バンドゥンに留学経験のある大平正樹によってひっそりとオープンしました。サッカー日韓共催ワールドカップで盛り上がっている頃です。 7月に入った頃、六本木のインドネシアレストランで同僚だったスタミさんが参加します。スタミさんは両手を広げれば壁に指が届くほど小さい「CABEチャベ」でどんどん魔法のようにお料理を作っていきます。

そんな彼女に思いっきり料理を楽しんでもらいたいと「レストランオープン」を夢見るようになりました。2004年にはその第1歩としてお店を法人化。「有限会社アジリカ」の運営する「CABEチャベ」になりました。

「アジリカ」とは造語です。古くからの友人が初めて訪ねてきた時「この店はアジアとアフリカでアジリカだな」と言われたのが社名の由来です。内装を手作りした「CABEチャベ」には、インドネシアをはじめアジア諸国や興味のあったアフリカの雑貨がありました。友人のその感想はわたしたちにぴったりだと思ったのです。

店名のCABE(チャベ)はアジアもアフリカも世界中の人が知っている「唐辛子」という意味のインドネシア語です。小さい店だし音の響きも覚えやすいと思いました。

2. 「CABE 目黒通り店」 のオープン

法人設立と同時に「レストランを作るなら目黒がいい」というアドバイスを受け物件を探し始めます。ぐるぐる目黒駅周辺を自転車で走り回っていたある日、リフォーム中のビルに「テナント募集」の文字を見つけました。

その場所は駅から徒歩15分と遠かったためかなり悩みましたが、内見すると目黒通りに面した大きな窓からは光がたっぷり入り、通りを挟んだ向かいには私立校の素敵な建物があって(ああ、ここは眺めが変わらないんだなあ)と思い、契約することに決めました。

インドネシア関連の行事を行う「インドネシア人学校」からも徒歩2分くらいの場所で2005年12月「CABE(チャベ)目黒通り店」として正式にオープンします。同時に創業のお店は「CABE武蔵小山店」となりました。

目黒駅から徒歩15分くらいの場所だったので、ケータリング、お弁当配達、声をかけていただいた百貨店出店、野外イベント、店内イベント、マスコミの取材などたくさんの経験を積みました。イスラム教の大きな祭日以外はお正月も毎日営業する日々のスタートです。

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店内で開催されるイベントは主に目黒通り店でしたが武蔵小山店でも「さんばんの会」というイベントを開催したことは今でも楽しい思い出です。武蔵小山店の隣にあった「洋食さんばん」には開店前によくごはんを食べに行き、おじさんとおばさんからたくさん面白い話をきかせていただいていました。

「さんばんのおじさん」が引退したあと、特別イベントとしておじさんを招いてさんばんのメニューに腕をふるってもらいました。食事は大切な思い出や記憶とつながると改めて思いました。 2016年1月契約期間満了により10年間と少し頑張った「目黒通り店」を閉店しました。

3.東京で最初のインドネシア料理店 「せでるはな」

目黒には「せでるはな」という東京で一番古いインドネシアレストランがありました。CABEのスタッフ、とりわけ代表の大平は六本木のインドネシアレストランに勤務していた20代の時から知り合いで、チャベ目黒通り店を開店後もなにかと声をかけてくれ、かわいがっていただいていました。

店舗契約が終わりに近づくある日、チャベが移転先を探していると知った「せでるはな」オーナーのジュリさんから「わたしが引退するからここでやりなさいよ」と声をかけていただいたそうです。「大平君ならいいわよ」と。スタッフ一同、感謝とともに「ここでインドネシア料理店を継続していくんだ」と心に誓いました。

1958年に創業し57年の間、現在のCABE目黒店の場所にあった「せでるはな」。
女性店主ジュリさんのインドネシア料理とお客様への思いがこもった動画です。

4. 「せでるはな」 から 「CABE 目黒店」 へ

「せでるはな」の片付けをしながら「チャベ」の荷物を搬入し、2店舗分の大荷物の中で「現在の法律」にあわせた大改造をしていきました。57年前から変わらなかった「せでるはな」で営業するには法的に改装が必要だったのです。新店舗の全体像が見えないまま「この次の作業をどうするか」を工事現場の皆さんと話し合いをしながら決めていきました。現場のみなさんには最後まで臨機応変に対応いただき、スタッフ総出でペンキを塗ったりして新しいCABEチャベ目黒店は完成したのです。

「せでるはな」が大切にしてきた日本にいてもインドネシアの家族に会いに来るようなまるで親戚の家に遊びにきたようなそんな皆様の記憶に残るような店になっていけたらいいなあと思っています。 そんな物語の一部に誰かに話したくなるようなお店にみなさんもいらしてみませんか?


インドネシア情報

① 在本邦インドネシア共和国大使館(KBRI TOKYO)
https://kemlu.go.id/tokyo/id?

② 在インドネシア日本国大使館(Embassy of Japan in Indonesia)
https://www.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

③ インドネシア共和国観光省公式ページ(Visit Indonesia)
https://www.visitindonesia.jp/

④ 在大阪インドネシア共和国領事館 インドネシア貿易振興センター(ITPC Osaka)
http://itpc.or.jp/ja/

⑤ インドネシアの伝統武術 一社)日本プンチャック・シラット協会(JAPSA)
https://japsainfo.wordpress.com/pencaksilat/

⑥ マスジトインドネシア(モスク) Masjid Indonesia Tokyo
https://www.facebook.com/masjidindonesiatokyo/


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